島根大学 ダイバーシティ推進室

第105回拡大版さぽっとカフェ「ダイバーシティ+インクルージョン=平等?~だれもが尊重される社会を目指して~」を開催しました(オンライン)

公開日 2025年01月28日

 令和7年1月21日(火)の昼休みの時間帯に,第105回拡大版さぽっとカフェをオンラインで開催しました。今回は「ダイバーシティ+インクルージョン=平等?~だれもが尊重される社会を目指して~」と題し,講師としてALEXANDER Ronni 先生(神戸大学 インクルーシブキャンパス&ヘルスケアセンター ジェンダー平等推進部門 コーディネーター)をお招きしました。当日は, 島根大学,米子高専他より27名の参加がありました。

 

 はじめに,先生のキャリアやライフワークについて紹介いただきました。あわせて,「『普通』は一つではない」「ダイバーシティは無限にあり素晴らしい可能性があるが,コストもかかるので,バランス・何を優先するかが課題」「インクルージョンの対象について,決定するのも撤回するのもマジョリティ社会」と言ったDEIのネガティブな側面も説明いただきました。その上で今回は,DEIをポジティブな社会的変換をもたらすツールとしての使用について,一緒に考えていきたいとお話しいただきました。

 次に,言葉の変化と概念の消滅の速度は異なり,価値観や考え方などが変化するまで長い時間と努力が必要だということ。また,「平等と公正・公平」「ダイバーシティとインクルージョン」の用語について,分かりやすく説明いただきました。

 

 最後に,先生から参加者に対して,「疲れている時に食べたいものは,日本食(身近な食べ物)か,食べたことがない海外の食べ物か?」というゲーム形式の質問があり,「日本食(身近な食べ物)」の回答が多い中,食べたことがないものを食べたくなる気持ちを持つために,ダイバーシティ&インクルージョンも同じで,落ち着きや心のゆとりが重要だと教えていただきました。参加者からの「声を上げにくい人の声を聞くには,どのようにすればよいか」という質問に対しても丁寧に答えていただきました。