島根大学 ダイバーシティ推進室

女性研究者の声/王 傲寒 先生(総合理工学部 助教)

 

私は7年前に島根大学に採用されました。専門は高分子・超分子材料で、面白い性質をもつ新規機能性材料の開発を行っています。

ダイバーシティ推進室からは、女子中高生の実験教室をさせてもらったり、研究費をもらえたりするのは大変ありがたかったです。たとえ少額でも自分で使える予算があると、少しずつ装置を購入して、予算の使い方や工夫の仕方が身につくと思います。また「女性研究リーダー育成支援事業」で、米子高専の先生と共同研究を行っていますが、通常の研究費ではできない研究ができ、今後の研究の発展につながります。このように大学がサポートしようとしている姿勢をとても感じられます。

これらダイバーシティ推進室からの様々な支援のおかげで、研究が軌道に乗り始め、2021年度、2024年度と科研費の若手研究に2回採択されました。また、先日は現在指導している修士2年生の学生が激しい競争を勝ち抜いて令和7年度の学振DC1に採用内定されました。このように自分の研究や指導が報われることは、本当にうれしいです。

地方大学にも優秀な学生がいっぱいいるので、学生がもっと自信をもてるよう一緒に研究成果を出して、「やればできるんだ」と後押ししたいです。