公開日 2025年03月26日
広島大学主催 総括シンポジウム「提言書の実現へ向けて」で成果発表を行いました。
島根大学は広島大学と共同で令和5年度科学技術人材育成事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(調査分析)」に採択され、地方大学における女性研究者支援のあり方について調査を実施しています。
令和7年3月4日、広島大学ミライクリエを会場に、本事業の総括シンポジウム「提言書の実現へ向けて」が開催されました。広島大学の越智学長のご挨拶の後、広島大学・島根大学の調査分析タスクフォースメンバーによる海外の優れた取り組みに関する調査・分析結果と、広島・島根両大学における女性研究者のニーズ調査についての報告がありました。本学からは河野副学長(SDGs・ダイバーシティ担当)が事業の概要報告を、丸山准教授がスウェーデンの取組事例について発表しました。また、広島大学の石田副学長(ダイバーシティ担当)より調査結果を踏まえて作成された提言書(案)について説明があり、アリゾナ州立大学エウセビオ・スコルナバッカ教授からご助言をいただきました。その中で、女性研究者支援について効果のあるインセンティブを設けること、KP I(重要業績評価指標)の設定、また支援者ネットワークの充実など、提言実現に向けての貴重な意見を頂戴しました。JST山村プログラム主管に総評をいただき、広島大学の鈴木理事のご挨拶でシンポジウムは閉会となりました。
当日いただいたご意見をもとに提言書を完成させ、政府や全国の大学に提起してまいります。なお、本シンポジウムの参加者は対面で35名、オンラインで47名でした。