2022年3月16日（水）16:00～17:30に第100回拡大さぽっとカフェを開催しました。今回は加藤恵津子先生（国際基督教大学教養学部　アーツ・サイエンス学科 教授）を話題提供者としてお呼びし、ダイバーシティ推進に関する意見交換を実施しました(参加者15名）。

　初めに、加藤先生より、国際基督教大学で導入されたオールジェンダートイレについて、導入の経緯や設計上位の工夫、設置してみての利用者の反応についてご紹介いただきました。利用者からの反応の中で、「フツー（普通）」という評価が嬉しかったという加藤先生のコメントが特に印象的でした。

話題提供の後、加藤先生と会の参加者とでフリーディスカッションを行いました。ジェンダーに対する日本と海外の扱い方の違いから、日本ではジェンダーへの意識の高さが、すなわち自身がマイノリティであることを図らずも示唆してしまうのはなぜかということまで幅広く参加者同士で議論しました。

会の後、参加者からは「ダイバーシティのために『頑張る』よりも、みんなが肩の力を抜いて過ごせるように、少しずつ進んでいけばいいなと思う」というコメントが寄せられました。

ダイバーシティ推進室としては、今後も対話を通じてダイバーシティの推進に関する意識向上をサポートすることによって、ダイバーシティがフツー（普通）であるという組織風土の醸成に取り組んでいきたいと思います。