公開日 2021年04月06日
2021年3月26日(金)12:00~13:00に第47回ご縁ネットオンラインミーティングを実施しました。今回は、米子工業高等専門学校 教養教育科 講師 原田桃子先生をお招きし、「高専における非専門科目の科目横断授業実践と学生への影響について」というテーマで話題提供していただきました。
当日は、島根大学、米子高専の教職員計19名の参加がありました。
初めに、原田先生から工業高等専門学校では文系科目に対する興味関心があまり高くない学生が多いということを背景に、米子高専で試験的に実施した、歴史と外国語の横断講義の内容についてご紹介いただきました。
原田先生が実践してみると、歴史と英語の先生2人による合同授業という新鮮さによって学生の学ぶ意欲を引き出すことができ、授業内容の理解や関心の上昇に繋がるという効果がみられた一方で、難易度設定を誤ったり教員同士の連携が不足したりすると、学生の集中力を低下させてしまう、またひとつの授業内に情報量を詰め込みすぎると学生がパンクしてしまい、かえって学習意欲を削いでしまうという課題も見られたとのことでした。
参加者からは、専門科目と外国語の連携の実践についてのコメントや、学習指導要領の変化への高専における対応に関する質問等がありました。
オンラインではありますが、実際に話を聞くと、思わぬ繋がりが見えてきて、充実した時間になりました。