公開日 2020年08月17日
2020年7月20日(月)・21日(火)に研究マッチングイベント2020を開催しました。このイベントは、山陰におけるダイバーシティー推進の一環として、組織、分野、立場の枠をこえて多様な研究者がオンライン上で集い、今、関心を持っていることや、提供できるスキルや知識などについて、自由に情報や意見を交換することを通じて、研究活動の新たな一歩につなげたり、新しい研究チームを形成したりすることを目指したものです。
1日目は、島根大学、島根県立大学、松江高専、米子高専所属の研究者や企業の方など合計52名の方にご参加いただきました。まず、異分野融合研究の事例紹介として、島根大学生物資源科学部助教の吉岡先生より「異分野融合で迫る斐伊川のアユと環境」というタイトルでお話しいただきました。斐伊川の鮎に関する諸課題を解明するために、自然と様々な分野の研究者が必要となり、異分野融合チームが形成されていった経緯や、異分野融合研究には強みと同時に難しさもあることについてお話をいただきました。
その後、研究マッチングを求める11名の島根大学、島根県立大学、松江高専、米子高専の研究者の方からのショートプレゼンテーションを行いました。発表者の方々は1人5分の持ち時間で自分の研究紹介、研究上ご自身ができること、そして求めるコラボレーションについて発表しました。
最後に、発表者の方と参加者のうち希望された方とで個別ディスカッションをZoomのブレイクアウトルームを用いて行いました。そこでは研究内容に関する質疑応答や、具体的な共同研究に向けた話し合いが行われました。
2日目の個別相談には2名の研究者の方が研究マッチングに関する個別相談のために来室され、直接お話を伺い、面談の仲介をお約束したり、共同研究への助成金に関するご説明をさせていただいたりしました。
イベント終了後、運営側の私たちのところには後日面談希望やマッチングに関する相談が総計15件寄せられ、現在進行形で研究マッチングを進めています。今回のイベントは島根大学初の試みで、運営側の私たちも手探りの部分が多かったですが、実際に実施してみて期待以上の参加者の皆様からの反応に、確かな手ごたえを感じました。今後、このような研究マッチングイベントを定期的に開催することを検討しておりますので、ご要望やご提案等があれば島根大学異分野交流・連携推進チーム(beyond-boundaries<at>edu.shimane-u.ac.jp)までぜひご連絡ください。
最後に、イベントにご参加いただきました皆様、アンケートにお答えいただきました皆様、ご協力いただきありがとうございました。
お問い合わせ
島根大学ダイバーシティ推進室(SAN’INダイバーシティ推進ネットワーク事務局)
Tel: 0852-32-6157
Mail: beyond-boundaries@edu.shimane-u.ac.jp