島根大学 ダイバーシティ推進室

サイエンス講演会「ささえるかがく」を実施しました

公開日 2018年10月28日

 2018年10月28日(日)、さんそ学習館ケイオスにおいて、「ささえるかがく」と題したサイエンス講演会を実施しました。この講演会は、しまねガールズ・サイエンスプロジェクトの一環として、科学をより身近なものと感じ、興味をもってもらい、理系進路選択について考えることを目的とし、第1部は島根大学総合理工学部物質化学科の王傲寒助教による「高分子の科学」と題した講演会、第2部は映画『ドリーム』を上映しました。

このサイエンス講演会には、女子中高生8人、保護者2人、教員2人が参加しました。 まず、講演会では、王氏から高分子とは何か、材料とは何か、また研究者に必要なことやどのように理系の道に進んだかについての話がありました。話の途中では、吸水性高分子に関しての実験も行われました。その後、ケイオスの学習館を見学しました。この学習館では、ものづくりにかかわる酸素・窒素・アルゴン等のガスや、くらしを支えるLPガス等について学ぶことができました。引き続いて、映画『ドリーム』を上映しました。NASAを支えた知られざる女性たちの実話に基づく物語であり、科学の面白さや楽しさをより知ってもらうことができたと思われました。

参加した女子中高生からは、「大好きな理科がより好きになった」「高分子がこんなに身近なものとは知らなかった」などの声を直接聞くことができました。また、「自分の本当にしたい事が分かり参考になった」等の感想がありました。保護者からも「身近に理系を学び、活用できることがたくさんあることがわかった」「今回参加をすることにより、より理系に進ませたいと思うようになった」などの声が寄せられました。

JST女子中高生理系進路選択支援プログラム「しまねガールズ・サイエンスプロジェクト」共催
島根大学は科学技術振興機構(JST)からの受託事業「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」により、女子中高生の科学への興味を促し、自分自身の将来を見据えたキャリアデザインを考える場を提供し、理系のイメージを変え、理系キャリアの意識醸成を図ることを目的に、「地域とともに課題を見つめ、キャリアをデザインする-しまねガールズ・サイエンスプロジェクト」を実施しています。