公開日 2018年08月24日
2018年8月24日(金)、女子中学生・高校生を対象に、株式会社島根富士通において現場見学ツアー「パソコンの製造工程と内部の構造を覗いてみよう!」を実施しました。
最先端設備の製造工場の仕事や島根富士通の地域での役割を知り、仕事の魅力や科学の役割を学び、理系進路選択について考えることが目的でした。まず、我々が日々利用するパソコンがどのような過程や仕組みで製造されているのかについて、工場内の製造ラインを辿りながら段階ごとに説明を受けました。また、以前は全て人間が行っていた作業をAIやロボットを一部導入することで作業効率が上がって製造ラインを縮めることができたため、今後もさらなる効率化に向けて構想を練っていくと説明を受けました。
続いて、実際に製造ラインで行なわれているパソコン部品のネジ締め作業を体験しました。また締めたネジを外し、パソコンの内部構造を調べて、それぞれの部品がどのような機能を担っているのかについて生徒自身が質問を行い、従業員から説明を受けました。
生徒たちは、自分の疑問に思うことを次々に従業員へ質問を行い、部品を取り外して様子をじっくり観察するなど、意欲的に取り組み、興味深そうに説明を聞いていました。
参加した生徒からは、「パソコンの作り方が学べてさまざまな部品が見れて楽しかったので、次は部品の役割など仕組みもたくさん知りたいなと思った。進路選択の参考になった」「理系の仕事を詳しく知れて、将来の参考になった」などの感想が寄せられました。
JST女子中高生理系進路選択支援プログラム「しまねガールズ・サイエンスプロジェクト」 島根大学は科学技術振興機構(JST)からの受託事業「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」により、女子中高生の科学への興味を促し、自分自身の将来を見据えたキャリアデザインを考える場を提供し、理系のイメージを変え、理系キャリアの意識醸成を図ることを目的に、「地域とともに課題を見つめ、キャリアをデザインする-しまねガールズ・サイエンスプロジェクト」を実施しています。