公開日 2018年08月08日
2018年8月8日(水)、大根島において認定NPO法人自然再生センターによる体験学修「流域の環境循環を知ろう!」を実施しました。
オゴノリ刈りと農作業の体験を行い、自然の保全、自然の再生、自然環境の維持管理やその仕事を知ることで、理系進路選択について考えることが目的でした。今回は、女子高校生1名と保護者1名、TAとして島根大学女子学生1名が参加しました。まず、繁殖したまま放置していると水質悪化を招く藻(オゴノリ) を、地域に伝わる昔ながらの伝統的手法で刈り取る体験を行いましたが、7-8月の高温のため、いつもは20cm位育っているはずの藻が育っておらず、刈ることは出来ませんでした。なお、当日の水温は29℃、塩分濃度は20%でした。
次にオゴノリを土壌改善として使用し、里芋を育てている大根島の畑に場所を移して、渡部自然再生センター副理事長よりお話を伺いました。地に根を張った美味しく丈夫な里芋を作りたいが、今年は雨が少なく、里芋の生育が心配とのことでした。
体験終了後、引き続き、地域課題に関する座談会を実施しました。
参加した高校生は、「学校では学べない地域の活動を体験できて良かった、地域の問題を深く知り、それを解決することの重要性を知ることができた」と話していました。
JST女子中高理系進路選択支援プログラム「しまねガールズ・サイエンスプロジェクト」 島根大学は科学技術振興機構(JST)からの受託事業「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」により、女子中高生の科学への興味を促し、自分自身の将来を見据えたキャリアデザインを考える場を提供し、理系のイメージを変え、理系キャリアの意識醸成を図ることを目的に、「地域とともに課題を見つめ、キャリアをデザインする-しまねガールズ・サイエンスプロジェクト」を実施しています。