公開日 2018年07月27日
2018年7月27日(金)に、女子児童・女子中学生を対象に、松江工業高等専門学校において工作教室が実施されました。
ものづくりを通して理科・科学の面白さを学び、理系進路選択について考えることが目的でした。今回の工作教室は、「虹と夕焼けを部屋の中で作ってみよう!」と題して、身の回りのものを使って虹と夕焼けをつくり、仕組みを学びました。まず、夕焼けの仕組みについて、光の色・空の色・光の性質について学びました。続いて、夕焼けの仕組みを確認するための簡単な実験を行ない、参加者に実際に観てもらいました。次に、虹の仕組みについて、光が色ごとに分かれることで虹が見えること、虹のように光を分けることを分光といい、CDを使って虹を作る装置、分光器を作ってみました。設計図に従って方眼紙を切り取り、CD片を組み合わせることで、各自の分光器を作成しました。自分たちで作った分光器を使って、太陽光や蛍光灯の光を観察し、光が分かれる様子を親子で観て、体験しました。
参加した女子中学生からは「面白かった」との感想を聞くことができました。保護者からも「本人が理系に進むことを願っており、個人の興味、適性が大切だと思う」という声が聞かれました。
JST女子中高生理系進路選択支援プログラム「しまねガールズ・サイエンスプロジェクト」 島根大学は科学技術振興機構(JST)からの受託事業「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」により、女子中高生の科学への興味を促し、自分自身の将来を見据えたキャリアデザインを考える場を提供し、理系のイメージを変え、理系キャリアの意識醸成を図ることを目的に、「地域とともに課題を見つめ、キャリアをデザインする-しまねガールズ・サイエンスプロジェクト」を実施しています。