島根大学 ダイバーシティ推進室

島根大学で研究室見学を実施しました

公開日 2017年12月02日

2017年12月2日(土)に、しまねガールズ・サイエンスプロジェクトの一環として、島根県立出雲高等学校1年生を対象に島根大学で研究室見学が実施されました。

最先端の研究に触れ、仕事の魅力や科学の役割を学び、理系進路選択について考えることが目的でした。

今回は、男子生徒24名と女子生徒15名が参加し、島根大学女子大学生4名がTAとして参加しました。

まず、10名ずつ4グループに分かれて生物資源科学部の生命工学科と生物科学科のそれぞれの研究室を順番に見学しました。
研究室をまわりながら、大学教員が研究内容や機器・設備について説明をしました。土曜日ということもあり、普段の活気ある研究室を見てもらうことはできませんでしたが、TAが模擬的に行った実験を生徒たちは興味深そうに見ていました。
また、質量分析装置や遺伝子配列解析装置などの最先端機器が設置されていることに驚いたようで、「どんな化合物の分析ができるのか?」などの質問が多数ありました。
そして、初めて生で見る遺伝子組み換え植物にも驚きの声が上がっており、「実際にどんな植物を作ることが出来るのか?」と聞いていました。

普段関わることのない大学教員やTAとの会話を楽しみながら、複数の生徒が「早く大学に進学して研究をしてみたい」と言っていたのが印象的でした。
参加した生徒からは、「大学の雰囲気が分かり、モチベーションが上がった」、「研究が面白そうなので、将来の進路を決める時の候補にあがった」、「研究を実際にやっているところは、なかなか見ることが出来ないので新鮮でした」との声が聞かれ、今回の研究室見学を通じて理系への進路選択がますます強くなったようでした。

JST女子中高生理系進路選択支援プログラム「しまねガールズ・サイエンスプロジェクト」
島根大学は科学技術振興機構(JST)からの受託事業「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」により、女子中高生の科学への興味を促し、自分自身の将来を見据えたキャリアデザインを考える場を提供し、理系のイメージを変え、理系キャリアの意識醸成を図ることを目的に、「地域とともに課題を見つめ、キャリアをデザインする-しまねガールズ・サイエンスプロジェクト」を実施しています