公開日 2017年08月03日
2017年8月3日(木)に、しまねガールズ・サイエンスプロジェクトの一環として、女子中学生・高校生を対象に松江市立病院で現場見学ツアー「病院の仕事を知ろう!」を実施しました。
病院で働く様々な職種の女性や松江市立病院の地域での役割を知り、医療職の仕事について学び、理系進路選択について考えることを目的として実施しました。
午前中は薬剤師の方から普段行っている業務の説明や体験をさせていただきました。薬を水に溶かして、薬によって溶けやすさが違うということや、溶けると色が変わる薬があることを教えていただきました。実際に乳糖を1g量り薬袋に封入する体験もおこないました。さらに、清潔なマスクやガウン、手袋をつけて無菌操作で注射剤を調整する経験をさせていただき、高カロリー輸液の調整の難しさを学びました。
午後は病院内の見学と内科の女性医師へのインタビューを実施し、働く中で感じるやりがいや魅力を語っていただきました。中高生は真剣に、興味を持って積極的に質問をしたり、体験に参加したりしていました。「普段は見ることのできない現場を見ることができた」「実際に経験することで、何をしているのかが分かった」と言う声が聞かれました。
JST女子中高生理系進路選択支援プログラム「しまねガールズ・サイエンスプロジェクト」
島根大学は科学技術振興機構(JST)からの受託事業「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」により、女子中高生の科学への興味を促し、自分自身の将来を見据えたキャリアデザインを考える場を提供し、理系のイメージを変え、理系キャリアの意識醸成を図ることを目的に、「地域とともに課題を見つめ、キャリアをデザインする-しまねガールズ・サイエンスプロジェクト」を実施しています。