島根大学 ダイバーシティ推進室

SAN’INご縁ネット/高橋梢子先生(島根県立大学)「主体的・対話的な深い学びのためのLTD話し合い学習法を用いた授業実践」を開催しました

公開日 2022年01月04日

 2021年12月21日(火) 12:05~13:05に第51回ご縁ネットオンラインミーティングを実施しました。今回は島根県立大学看護栄養学部准教授の高橋梢子先生をお招きし、「主体的・対話的な深い学びのためのLTD話し合い学習法を用いた授業実践」についてお話しいただき、島根大学、松江高専、広島大学などから17名の参加がありました。

 まず、高橋先生が実際に4年生の授業として実践されているLTD話し合い学習法の実践内容について詳しく教えていただきました。LTD話し合い学習法とは、授業前の十分な予習と授業中における学生同士の話し合いを組み合わせた学習法で、高橋先生は「看護倫理」の授業でこの手法を用いられているそうです。学生は、その他の授業に比べると格段に多い予習量に対して不満の声も上がったそうですが、「グループで自分の学びを語り合うことや実習体験と結びつけることで授業内容に対する理解が深まっただけでなく、他者との違いを認めたり、理解し合うことで、お互いを尊重し合えるようになるし、自分の学びも深めることができると思った」「メンバー一人一人が積極的に行動することでグループワークを楽しくできた」など、数多くの前向きなフィードバックが得られたそうです。

 今回は大学における授業実践の話であったということもあり、参加者からは「LTD話し合い学習法を用いた授業をどのくらい実施すれば学生はこの学習法で学ぶスキルを身につけられるでしょうか」「フリーライダー問題を回避するための具体的な工夫方法について教えてほしい」など活発な質問があり、25分間の質疑応答時間があっという間に過ぎました。