島根大学 ダイバーシティ推進室

サイエンス講演会を実施しました

2017.07.27

2017年7月27日(木)、しまねガールズ・サイエンスプロジェクトの一環として、女子中学生・高校生を対象に松江テルサでサイエンス講演会を実施しました。

科学の学びをより身近なものと感じ、興味をもってもらい、理系進路選択について考えることが目的です。今回は、島根大学が実施している「サイエンスカフェ」と共催し、島根大学生物資源科学部の浅尾俊樹教授が「食べたいけれども食べられない・・・低カリウムメロンの思い」と題して講演しました。果物の中でも多くのカリウムを含むメロンを食べることは、腎機能低下により体内のカリウムを十分に排泄できない透析患者さんにとっては生命の危機につながることから、肥料を水に溶かした培養液にして肥料濃度や組成を変えることにより、根からのカリウム量を制御することで、甘さと大きさが普通のメロンと変わらず、透析患者さんも安心して食べられるカリウム含量50~60%の低カリウムメロンを作ることができることを解説しました。

昨年には『しまね夢メロン』として商標登録をされ、低カリウムメロンを使った透析メニュー宿泊プランの企画など地元企業と連携した取組についても紹介し、「今後は島根から全国に『しまね夢メロン』を広めたい。医療施設向け、透析食のお弁当や観光施設向けにも出していきたい」と展望を述べました。
参加者からは、「コストはどのくらいかかるのか」「透析になる前の予防措置として低カリウム化を活用して欲しい」「どこで買えるのか」といった質問や意見が多く出されました。

今回の講演会には、残念ながら女子中学生・高校生の参加はありませんでしたが、大人43名と男子中学生1名が試食用の低カリウムメロンを食べながら熱心に耳を傾けていました。参加者の中には女子中学生・高校生の保護者もおり、その方たちの理系のイメージを広げることができました。

JST女子中高生理系進路選択支援プログラム「しまねガールズ・サイエンスプロジェクト」共催
島根大学は科学技術振興機構(JST)からの受託事業「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」により、女子中高生の科学への興味を促し、自分自身の将来を見据えたキャリアデザインを考える場を提供し、理系のイメージを変え、理系キャリアの意識醸成を図ることを目的に、「地域とともに課題を見つめ、キャリアをデザインする-しまねガールズ・サイエンスプロジェクト」を実施しています。