島根大学 ダイバーシティ推進室

奥出雲たたらツアー~日本刀を生み出した自然資源~を実施しました

2020.10.30

 2020年10月24日(土)「奥出雲たたらツアー~日本刀を産み出した自然資源~」を実施しました。当日は女子中学生2名と、女子高校生3名の参加がありました。 

 始めに、多根自然博物館の学芸員である菅田康彦氏より、たたら製鉄の原料である砂鉄が取れる地質について学んだ上で、屋外にて砂鉄とアルミニウムの粉末に花火を用いて酸化還元反応を起こさせ、真ん丸の鉄を作るワークショップを行いました。参加者たちは、製鉄の一連の流れを理解することができたようです。 

 続いて休憩をはさみ、奥出雲町農業振興課農業遺産推進グループの宍戸俊吾氏より、伝統的な知識に基づいた土地利用と棚田景観について学び、徒歩で博物館周辺の棚田の見学をしました。たたら製鉄のための砂鉄鉱山の跡地を利用して造成された棚田の景観は圧巻で、自然と共生しながら持続可能な暮らしを営んできた先人たちの知恵に触れる貴重な体験となりました。 

 最後は島根大学総合理工学部2回生のSUN’IN Girlsの2人による進路選択や将来のキャリアについてのプレゼンテーションを実施しました。参加した中高生からは、「将来の進路を考える良い機会になった」「将来やりたいことを見つけるために頑張りたい」など前向きな感想が聞かれました。 

 このツアーは「SAN’IN ダイバーシティ推進ネットワーク」および「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」の一環として行われ、地域の歴史や生業を学ぶとともに中学、高校、大学と学校を超えた交流の場となりました。